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【忠田公夫の経済&マーケット展望】テクニカル分析で見る日経平均
■わずか3円の誤差での上下波動を展開、10~12月が買い場に
テクニカル分析の要諦の中に『将来の株価を予測する際には、過去の変動幅(上昇幅・下落幅)を参考にせよ』とある。
日経平均株価の今回の上昇波の起点を終値ベースで捉えると、リーマン・ショック後の安値、つまり2009年3月10日の7054円となる。ここを出発点として、まず翌10年4月5日の1万1339円まで4285円の値上りを示した。その後、翌11年11月25日の8160円まで下落し、ここを二番底として、本年5月22日の高値1万5627円をマークするに至った。問題はこの1万5627円という株価上昇が、過去の変動幅に照らして、どのような位置づけができるのかである。
リーマン・ショック後の底値からの上昇幅4285円を2010年4月高値に加算すれると、1万5624円と本年5月高値の近似値(誤差3円)が得られ、この株価水準が一旦、意味を持った高値として認識すべきことを示唆していたのだ。
バーナンキ議長が量的緩和の縮小に言及した直後に、わずか1日で1144円安と急落したのは1万5600円台の上値抵抗の強さを物語っていた、とも解釈できよう。
もう一つ検証しておきたいのが本年6月13日の安値1万2445円(終値)である。過去の変動幅として、2010年4月5日高値1万1339円から翌11年11月25日の安値8160円に至る下落幅3179円を5月高値1万5627円から差し引くと1万2448円(誤差3円の近似値)となる。つまり、この1万2400円台の水準には下値抵抗の強さを示唆している。
米国の財政協議の難航により、NYダウは1万5600ドル台の高値(終値ベース)から一時1万5000ドル割れをみせ、つれて、ややドル安・円高に振れ、日経平均も連動安を余儀なくされているが、明年を視野に捉えると、10月から12月にかけて日本株の調整局面は投資の好機と考えている。NYダウについてはデフォルト回避後の反発力が強いものかどうかを見極めたい。(忠田公夫=経済・株式評論家・アナリスト。ナショナル証券投資調査部長、SMBCフレンド調査センター常務を経て現職。96年に日本経済新聞社・日本経済研究センター主催の関西経済人・エコノミスト会議において優秀エコノミスト賞受賞)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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