米財政不安は日銀の金融政策にも重大な影響を与える可能性

2013年10月3日 09:43

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記事提供元:フィスコ


*09:43JST 米財政不安は日銀の金融政策にも重大な影響を与える可能性
政府機関の閉鎖が1週間程度の見込みから長引けば、米国依存の高い日本経済にダメージが広がる可能性が強まる。しかも、予算と債務上限の同時処理ができるのか、不透明感が広がる。NYダウが一時1%安となった要因としても、閉鎖長期化の懸念が伝えられた。残念ながら不安心理を煽られた可能性がある。

ロイターは「米財務省、デフォルト回避に向けた最終手段の利用を開始=財務長官」と報じ、デフォルト(債務不履行)の文字が踊るようになっていた。米国債のデフォルト懸念は、日銀の異次元緩和も吹き飛ばす。株価下落は日銀の追加緩和催促(3日から金融政策決定会合)との見方もあるが、一時的な効果はあっても、問題が米政治だけに根本対策ではない。結局、先物での売り崩しは、カードを持たない日本を狙い打ちしたと受け止められる。なお、日銀は昨日もETF購入に動いた。規模は131億円に縮小し、残高余力の縮小を窺わせる。ETF購入枠拡大などに踏み込むかも政策決定会合での注目点となる。

欧州(英中銀理事が「米国債利払い遅延招けば極めて深刻」と発言)や中国(新華社が「党派政治の醜い側面さらす」と論説)からも、批判の声が高まりつつある。米時間夕刻から、オバマ大統領と民主・共和両党の議会指導者の会議が始まっており、その進展を待つことになろう。《MK》

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