欧米為替見通し:ADP雇用統計とバーナンキFRB議長の発言に要注目

2013年10月2日 20:45

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記事提供元:フィスコ


*20:45JST 欧米為替見通し:ADP雇用統計とバーナンキFRB議長の発言に要注目

本日2日の欧米市場のドル・円は、米国9月のADP雇用統計、バーナンキFRB議長の発言を見極める展開となる。

ドル・円相場のテクニカル分析では、「三角保ち合い」を上抜けて上昇トレンドを形成中だが、上辺の97円38銭を割り込んだ場合、チャート崩れで、「ヘッド・アンド・ショルダー」での下落トレンドの可能性が高まることになる。

米国の労働省が閉鎖となり、4日に発表予定の米国9月の雇用統計の発表が延期されることになったことで、本日発表のADP雇用統計に注目する展開となる。

米国9月の雇用統計は、9月12日の1週間が調査対象週であり、9月末の段階で60-70%程度のデータが集計されており、4日に発表予定の数字がバーナンキFRB議長へ知らされている可能性もある。

バーナンキFRB議長は、2012年秋は、米国議会での「財政の崖」へ突進する懸念に対する安全網として、量的緩和第3弾(QE3)を導入し、今秋も、連邦政府債務上限(シーリング)への警戒感から、量的緩和第3弾(QE3)のテーパリング(量的緩和縮小)を延期した。

もし、9月の雇用統計の数字が悪かった場合、バーナンキFRB議長の発言はハト派的、すなわち、テーパリング(量的緩和縮小)を次期FRB議長へ委ねる可能性に言及、良かった場合、タカ派的な発言、すなわち、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見の可能性に言及する可能性に要注意となる。

ユーロ圏では、ベルルスコーニ伊元首相の信任投票、ドラギ欧州中銀総裁の会見に注目する展開となる。

【今日の欧米市場の予定】

20:45 欧州中央銀行(ECB)が金融政策発表(政策金利は現状維持の予想)
21:15 米・9月ADP雇用統計(予想:+18万人、8月:+17.6万人)
21:30 ドラギECB総裁会見
01:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
04:20 ブラード米セントルイス連銀総裁が会合であいさつ
04:30 バーナンキ米FRB議長が会合であいさつ《KO》

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