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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーの低PBRに見直し余地、きっかけ次第でレンジ上放れ
車載照明用ゴム製品の朝日ラバー <5162> (JQS)の株価は小動きだが堅調に推移している。低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第でレンジ上放れが期待される。
自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)や、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓)なども展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や、車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」などを主力製品としている。
今期(14年3月期)第2四半期累計(4月~9月)連結業績見通しを8月9日に増額修正して、売上高が前年同期比12.2%増の27億円、営業利益が同35.9%増の1億20百万円、経常利益が同78.6%増の1億15百万円、純利益が同73.0%増の70百万円とした。米国自動車市場の好調や日系自動車メーカーの生産台数増加などを背景に、車載用「ASA COLOR LED」など自動車関連製品が好調だ。卓球ラケット用ラバーなども顧客側の在庫調整の影響が一巡して堅調のようだ。
■今期営業利益84.5%増益は上ブレも、株式分割へ
通期見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。通期見通しに対する第1四半期(4月~6月)の進捗率は売上高が26.1%、営業利益が26.0%、経常利益が37.9%、純利益が43.6%だった。自動車関連の好調に加えて、円安メリットなども考慮すれば通期も増額の可能性があるだろう。
なお9月24日に単元株式数の変更を発表した。効力発生日12月2日で現行の単元株式数500株を100株に変更する。
株価の動きを見ると、5月14日の高値320円から反落後は、概ね280円~300円近辺の狭いレンジでのボックス展開が続いている。9月26日の終値282円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。
9月26日には配当権利落ちの影響もあって前日比10円(3.42%)安の282円まで下落したが、ボックスレンジ下限に到達した形だ。今期の営業損益改善や指標面の低PBRに見直し余地があり、ボックスレンジ上限指向の展開となりそうだ。きっかけ次第でレンジ上放れが期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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