【株式評論家の視点】ツガミは来期V字型の業績回復が有力、出直り鮮明に

2013年9月19日 17:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ツガミ <6101> の出直りが力強さを増してきた。法人企業統計など、ここへきて設備投資の指標に好転を示すものが出始め、設備投資関連株の業績好転を先取りする機運が強まってきている。

  今2013年3月期の第1四半期の決算は、売上げが69億9200万円(前年同期比64%減)、営業利益が4億1500万円(同87%減)と低迷した。それを受け9月中間決算の業績について、売上げを190億円から155億円(前年同期344億円)、営業利益を19億円から10億円(同56億3600万円)へ、それぞれ引き下げた。

  それを受け株価は9月2日に430円の年初来安値に売り込まれた。そうした悪材料をことごとく吸収した後での出直りは、株価が今後の収益回復を前向きに織り込む相場へ転換した表れと言えそう。

  一時大きく落ち込んだスマートフォン関連の受注が、回復ペースは緩やかながらiPhoneの新製品向けなどで一定の受注の確保が進んでいくと予想されている。売上比率が高い中国の経済についても、中国の8月の製造業購買担当者指数が51.0と、過去1年で最も高い水準となっており、製造業を中心に景況感の改善が進んでいることがうかがえる。

  さらに、今後、スマートフォンなどのIT関連に比べ需要の変動が少ない自動車向けの拡販を進めることで、収益の安定化を図る方針だ。来期の自動車向けの売上高は、会社の強化方針に加え、新製品の投入効果の顕在化、世界的な自動車生産の回復などを背景に、大幅な増収が期待される。従って、今期の売上げ430億円(前期528億1200万円)、営業利益52億円(同84億4700万円)の減収減益から、来期はV字型の業績回復が有力になっている。株価はさらに戻りを鮮明化していくことが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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