【編集長の視点】日東電工はもみ合い、アップル関連株は新製品発表を受けて高安マチマチ

2013年9月11日 09:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  日東電工 <6988> は、30円高の6350円と3日続伸して始まったあと、80円安と下落するなど前日終値を挟んだもみ合いに変わっている。前日10日(日本時間11日未明)に米国アップル社が、新製品を発表、関連してサプライヤーリストに名前を並べる同社の液晶フィルムの供給量が拡大するとの期待を高めて買いが先行したが、アップルの株価自体が下落し、同社株も、9月6日に発表された日経平均株価の構成銘柄への新規採用で大きく上昇していただけに利益確定売りも交錯している。

  アップルが発表したサプライヤーリストに載ったアップル関連の電子部品株は、コネクタを納入する日本航空電子工業 <6807> が、3円高の1069円と8営業日続伸したあと7円安と下げ、セラミックコンデンサを納入している村田製作所 <6981> が、230円安の7050円と7営業日ぶりに急反落している。一方、iPhoneを取り扱う通信キャリア3社は、今回の新機種から取り扱いを開始すると正式発表したエヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ) <9437> が、株式分割(1対100)の権利取りも加わって2000円高の16万7000円と4営業日続伸し、5月20日につけた年初来高値16万6600円を更新し、KDDI <9433> が、80円高の51900円、ソフトバンク <9984> が、130円高の6610円とそれぞれ3日続伸し、軒並み高となっている。

  アップル社の新製品は、2012年9月に発売された「iPhone5」の後継機の高機能版「iPhone5S」と廉価版「iPhone5C」の2機種である。とくに「iPhone5C」は、米国での販売価格を99ドルからに設定、新興国市場を中心に韓国のサムスン電子などグーグルのアンドロイド搭載機種の攻勢に押されて世界1位の座を奪われている販売シェアを奪還し巻き返す切り札商品と位置付けられている。今月13日から予約を開始し、20日から日米欧9カ国で発売する。

  日東電工の株価は、前3月期業績の一転した上方修正に今期業績の増益転換予想が続いて年初来高値7100円まで買い進まれ、全般相場急落に今期第1四半期業績が増益転換して着地したものの市場コンセンサスを下回るとして5140円まで調整、アップル関連人気や日経平均株価構成銘柄採用の好需給思惑で調整幅の半値戻しまで持ち直した。目先売り一巡後は、7月につけた戻り高値6590円クリアし、全値戻しに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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