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米貿易収支の改善
記事提供元:フィスコ
*13:21JST 米貿易収支の改善
密かに期待したほど劇的ではないが、米貿易収支が改善している。4日発表の7月貿易収支は391.5億ドルの赤字、事前予想387億ドル。前月345.4億ドルを上回ったが、前年同月の434.5億ドルを43億ドル下回った。6月の米中首脳会談で何等かの影響があったのか、対中赤字が300.83億ドル(6月266.5億ドル)の赤字に膨らんだのが印象的だ。
これで、1−7月累計は2795.7億ドルの赤字、前年同期の3217億ドルから421.3億ドルの改善となっている。背景はシェールガス・オイル革命と考えられ、対中東赤字は405.91億ドル(前年同月652.33億ドル)と246.42億ドル改善、改善分の6割弱を占める。戦略的に中東原油調達を激減させることを避け、中南米やアフリカ産の調達を抑えているとの見方もある。対中南米の貿易黒字は116.16億ドル(メキシコを除く、同12.37億ドル)と103.79億ドル黒字が拡大し、2番目の寄与となっている。赤字拡大先は、EU69.54億ドル、韓国40.62億ドル、中国33.8億ドルなど。
民間コンサルタント会社(IHS・CERA)によると、2012年のシェール効果は210万人の雇用増、連邦・州政府歳入750億ドル増、GDP寄与2830億ドル、家計一世帯当りの所得増効果は1200ドル。燃料価格の低位安定で、2019年までに鉱工業生産が3.5%押し上げられると試算されているが、本格化はこれからと見られる。シリア、金融政策、財政の崖などの陰に隠れがちだが、ドル高株高要素の一因か。《MK》
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