【中国の視点】米国のシリア攻撃、化学兵器使用の証拠確認なんて必要ない

2013年9月5日 08:11

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記事提供元:フィスコ


*08:11JST 【中国の視点】米国のシリア攻撃、化学兵器使用の証拠確認なんて必要ない
シリアでの化学兵器の使用に関する国際連合の判定が出るより前に、米政府はシリアのアサド政権による使用を断定。イスラエルと地中海で共同ミサイル防衛実験を実施し、近日中にもシリア攻撃に踏み切ることを匂わせた。

中国メディアは、米国がシリアを攻撃すれば、多くの市民が巻き込まれるため、国連の判定を待たずに攻撃するとの計画が軽率な判断だと批判。また、米オバマ大統領にとってアサド政権が化学兵器を使用したかどうかなどは重要ではないと指摘し、大統領はシリア情勢の変化が米国内の政権バランスに与える影響しか関心を示さないとの見方を示した。仮にシリアを攻撃した後、アサド政権が化学兵器を使用しなかったことが判明されたとしてもオバマ大統領が追究されないためだと分析した。

その前例としてブッシュ政権は、イラクのサダム・フセイン政権が大量破壊兵器を保有していたことを理由にイラクを攻撃した。その後は大量破壊兵器を発見できなかったにもかかわらず、ブッシュ政権は追究されなかった。

なお、米AP通信の記者はこのほど、シリアで化学兵器が使われた理由について、反政府派が誤って使用した真相を暴露した。ただ、AP通信はこの報道について、記者個人の行為だと強調し、同社とは無関係だと否定した。《ZN》

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