米雇用統計を巡り今週は慌しい週末に:G20では新興国への対応策に注目へ

2013年9月4日 09:13

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記事提供元:フィスコ


*09:13JST 米雇用統計を巡り今週は慌しい週末に:G20では新興国への対応策に注目へ
日本時間6日午後9時30分に発表される8月の米雇用統計に市場の注目が集まっている。この統計が異常に悪い内容とならない限り、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で今月から月850億ドルの資産購入プログラムの縮小が開始される可能性が高まるためだ。

市場からは、8月の非農業部門雇用者数が少なくとも18万人増となれば、FOMCでの緩和縮小はほぼ確実との見方もある。ブルームバーグがまとめた市場コンセンサス(4日現在)では、非農業部門雇用者数が18万人増えると見込まれている。

一方、ロシア西部のサンクトペテルブルクで5日、20カ国・地域(G20)首脳会合が2日間の日程で開会する。米国によるシリア軍事介入が現実味を増す中、会合は米国とロシアとの緊張の高まりでピリピリしたムードに包まれる公算が大きい。

一方、G20では新興国の金融市場混乱も協議されると見込まれており、この点でも8月の米雇用統計が重要になってくる。今年5月からは米量的緩和の縮小観測で新興国市場からの資本引き揚げが鮮明化しており、新興諸国の経済低迷が世界景気回復の足かせになるとの懸念が背景。

金融危機が発生した2008年以降のG20会合では先進国から新興国への資本流出が懸念項目に挙げられていたが、皮肉にも今回は逆の流れが議論されることになる。

さらに、今週末6日の金曜ロードショーはジブリ作品の「紅の豚」。宮崎駿監督が引退を発表したことで急きょ番組内容が変更された格好で、円相場が荒れやすいというアノマリー「ジブリの法則」が意識されれば、忙しい週末となりそうだ。《RS》

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