後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い銘柄での短期値幅取りが物色の主体に

2013年8月30日 12:15

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記事提供元:フィスコ


*12:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い銘柄での短期値幅取りが物色の主体に

30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・シリア以外にも参加しない理由を見つける流れ
・ドル・円は98円18銭付近、98円付近には個人勢のドル買いオーダー
・海運や電力に資金、値動きの軽い銘柄での短期値幅取りが物色の主体に

■シリア以外にも参加しない理由を見つける流れ

日経平均は下落。90.22円安の13369.49円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。4-6月GDP改定値の上振れを好感した米国市場の上昇、為替市場での円安を受けて、買い先行の展開となった。しかし、寄り付き直後に13600円を回復する局面をみせたが、10時辺りに先物市場で大口売りが出されると、ずるずる値を下げる展開に。シリア情勢のほか週末要因もあって参加者が限られるなか、先物主導の下げによって参加意欲が後退。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の7割を超えている。セクターでは海運、電力ガスが小じっかりな半面、鉱業、その他製品、パルプ紙、非鉄金属、石油石炭、化学、水産農林、食料品などが冴えない。物色は個人主体による材料系の銘柄だが、資金の逃げ足は速く、値を消す銘柄も散見される。

先物市場での大口売りの影響から、物色意欲は後退。テーマ株の一角や売られ過ぎ銘柄などの下値リスクを抑えたリバウンド狙いなどの動きはみられるが、物色の広がりは期待しづらいところ。25日線などテクニカル的な抵抗線を超えられない銘柄も多く、仕掛け的な動きも出難いだろう。

もっとも、ファーストリテイリング<9983>はしっかり。ソフトバンク<9984>辺りが切り返してくるようだと、先物を巻き込んだ反転をみせてくる可能性はありそうだが、こちらも期待薄か。

シリアへの軍事介入は早くとも9月以降で、市場は織り込みつつある。ただ、来週には日銀の金融政策決定会合、米雇用統計が控えているほか、日経平均の定期入替えが発表される可能性がある。その翌週には先物・オプションSQなどのイベントを控えるなど、参加しない理由として意識されているようだ。

■ドル・円は98円18銭付近、98円付近には個人勢のドル買いオーダー

ドル・円は98円18銭付近で推移。ドル・円は一時98円08銭まで下落。日経平均株価の下落が意識され、リスク選好的なドル買いは縮小している。ただし、98円付近には個人勢のドル買いオーダーが残されており、ドル・円の下げ幅がさらに拡大する可能性については懐疑的な見方が出ている。

なお、米国単独のシリアへの軍事介入に対する警戒感は残されているが、議会内ではシリア攻撃に反対の意見が多く、米国単独での武力行使は実現困難との声が聞かれている。

■今後のポイント

・日経平均株価の下落でリスク選好的なドル買いは縮小
・雇用関連指標の改善は株高につながるとの見方

12時14分時点のドル・円は98円18銭、ユーロ・円は130円04銭、ポンド・円は152円32銭、豪ドル・円は87円79銭付近で推移。上海総合指数は、2098.40(前日比+0.06%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は先物主導で下落、シリア情勢の不透明感から積極的な買いは限定的
・海運や電力に資金、値動きの軽い銘柄での短期値幅取りが物色の主体に
・後場はイベント待ちで見送りムード優勢か、引けにかけてのポジション調整を警戒へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 石油統計(7月、経済産業省)
14:00 住宅着工統計(7月、国土交通省)
14:00 建設工事受注額(7月、国土交通省)
14:00 電子部品グローバル出荷(6月、JEITA)
14:00 電子材料生産実績(6月、JEITA)
15:00 今後の経済財政動向等についての集中点検会合(国民生活・社会保障、首相官邸)《KO》

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