【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSP株価は5月高値を前に頑強、上放れ近い

2013年8月30日 09:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  発泡プラスチック製品のJSP <7942> の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して、5月の年初来高値を試す勢いだ。

  押出事業(産業用包装材、産業用通い函、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開し、押出事業の住宅用高性能断熱材「ミラフォーム」や、ビーズ事業の自動車部品用ポリプロピレン「ピーブロック」など、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。

■今期は営業利益36%増益、PER11倍

  今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.2%増の1010億円、営業利益が同42.1%増の65億円、経常利益が同36.0%増の67億円、純利益が同29.4%増の43億円としている。原燃料価格上昇が利益圧迫要因となるが、需要面では押出事業の住宅用高性能断熱材などが好調だ。ビーズ事業の製品価格是正効果、持分法適用関連会社だった日本アクリエースの連結子会社化なども寄与する。

  通期予想に対する第1四半期(4月~6月)の進捗率は売上高が25.8%、営業利益が16.2%、経常利益が18.7%、純利益が21.6%で利益面の進捗率が低水準だが、需要は好調であり、高機能・高付加価値製品の拡販、製品価格是正の浸透などで好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、7月30日に発表した第1四半期連結業績を好感する形で動意付き、水準を切り上げた。その後は上げ一服の形だが、戻り高値圏の概ね1550円~1650円近辺で堅調に推移している。中段保ち合いの形だろう。8月29日は前日比57円(3.61%)高の1639円まで上伸する場面があり、上放れの動きを強めている。5月の年初来高値1706円を試す勢いだ。

  8月29日の終値1633円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円22銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は1.0倍近辺である。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発して強基調に回帰した形である。指標面に割高感はなく、中段保ち合いから上放れて5月の高値を突破すれば一段高の展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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