【中国の視点】カダフィ政権が耐えた内戦は8カ月、シリア軍長命の理由は?

2013年8月30日 08:11

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記事提供元:フィスコ


*08:11JST 【中国の視点】カダフィ政権が耐えた内戦は8カ月、シリア軍長命の理由は?
リビアのカダフィ政権は、8カ月間にわたる内戦の末崩壊。短期間で片付けられたのに対し、シリアの内戦は2011年3月から続いている。また、シリア政府軍は内戦以来ますます優勢になっているともいわれている。

シリア軍の長命の理由について、中国紙は「少数派にもかかわらず、シリア政権を実質上握っているアラウィー派の存在が重要なカギだ」と分析。シリア政府軍の重要なポストがすべてアラウィー派であるため、行動規範は統一しやすいといわれた。また、アサド政権が崩壊した場合、イスラム最大の宗派であるスンニ派から報復攻撃を受けるため、アラウィー派にとって戦死以外は残される道はないという。

さらに、シリア軍が高い「防空能力」や「陸上戦術」を備えていることも欧米諸国から軍事介入され難くなると分析された。

一方、反政府派の目的が明確でないほか、アサド体制崩壊後の受け皿として西側諸国から支援を受けてきた「シリア国民評議会」が、内部で対立しているといわれている。さらに、アルカイダ系組織のテロリストも反政府派に潜り込んでおり、現状では反政府派の構成が想像以上に複雑だと指摘された。

平和な時期には宗教の違いを気にしない人が多いが、動乱の時代には同一宗派が結束力を高めるという利点をうまく利用していることがシリア軍の強さにつながっている。《ZN》

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