関連記事
NYの視点:債務上限引き上げ問題などの難題に直面する9月
記事提供元:フィスコ
*07:05JST NYの視点:債務上限引き上げ問題などの難題に直面する9月
米国では、9月は連邦債務上限引き上げ問題の攻防、FRBの量的緩和縮小策を巡る攻防、バーナンキFRB議長の後任指名を巡る攻防(有力候補とされるサマーズ氏に対する批判的な意見が後を絶たないこと)などが、ほぼ同時並行的に進行する局面と考えられる。
サマーズ元財務長官が次期FRB議長に指名された場合、そのインパクトを現時点で読みきることは困難。債務上限の引き上げ問題については、オバマ大統領が議会と交渉しない意向を示しており、協議は難航が予想される。ドル相場にとってはマイナス要因か。
しかしながら、米国の財政縮小は、経済政策と密接なつながりがある。財政赤字の大幅な縮小は、ドル高基盤を生む可能性があり、政府系住宅金融機関の完全民営化は、FRBによるMBS(住宅ローン担保証券)買い上げの打ち止めと直結する。米金利上昇によるドル・キャリートレードの巻き戻しが新興国市場の波乱の主因と見られているが、一部の識者は米国の軍事プレゼンス縮小と連動している可能性があると見ている。債務上限問題をどうにか克服できれば、ドルは強い動きを見せることが予想される。
ところで、シリア危機によるリスク回避の動きは、ひとまず収まったように見えるが、原油価格の大幅上昇に対する警戒感は消えていないようだ。シリア攻撃は数日程度で終了するものとみられているが、米政府の思惑通りに事態が進展するとは言い切れない。シリアに対する攻撃が実際に行われた場合、事態の進展を注意深くモニターする必要がありそうだ。《KO》
スポンサードリンク

