【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京写に割安感強い、PER6倍台、株価は調整最終局面

2013年8月29日 09:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  プリント配線板大手の京写 <6837> (JQS)の株価は軟調展開だが、調整のほぼ最終局面だろう。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。

  生産量世界トップの片面プリント配線板、および両面プリント配線板を収益柱として、実装関連事業も展開している。中期経営計画では16年3月期売上高200億円、営業利益率6%、ROE15%以上、ROA6%以上を目標とし、重点戦略としてLED照明関連など環境対応製品の強化、片面配線板分野での圧倒的市場シェアの獲得、海外生産の拡大、コスト低減などによる収益力強化、新製品PALAPの拡販などによる新規事業確立を掲げている。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しについては売上高が165億円(前期比10.1%増)、営業利益が7億50百万円(同35.5%増)、経常利益が7億円(同5.9%増)、純利益が5億円(同58.0%増)としている。

  第1四半期(4月~6月)は前年同期比2.6%減収、同21.9%営業減益、同24.3%経常減益、同15.0%最終減益で、通期見通しに対する進捗率は売上高が22.8%、営業利益が15.1%、経常利益が21.6%、純利益が23.4%とやや低水準だった。

■前期・第4四半期をボトムに回復基調強める

  ただしプリント配線板の需要は、前期の第4四半期(13年1月~3月)をボトムとして回復傾向を強めている。低調だった映像関連や家電関連は景気回復を追い風として、期後半に向けて上向くことが期待される。自動車関連で下期から供給を開始する新製品も寄与する。固定資産減損損失の一巡も寄与して期後半の挽回が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、8月上旬に動意付いて8月5日に281円まで上伸する場面があったが、反落して水準を切り下げた。足元では8月28日に214円まで調整する場面があり、6月7日の205円、6月27日の207円に接近して軟調展開となっている。

  8月28日の終値219円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円88銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円28銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると再び26週移動平均線を割り込んで調整局面だ。ただし6月安値に接近して調整のほぼ最終局面だろう。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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