【株式評論家の視点】昭和電工は悪材料織り込みのここが買い場、今期後半から収益急回復

2013年8月19日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  昭和電工 <4004> は足元の業績悪化を売る動きが強まり、低調な動きを続けているが、視点は次第に今後の業績回復に移り、そこでは力強い戻り足が見られそう。

  今2013年12月期の6月中間決算は経常利益67億円と前年同期比58%の大幅な減益に見舞われた。この期は、エレクトロニクスセグメントでは、HD事業は堅調に推移した。しかし、レアアース事業が棚卸資産の簿価切下げの影響を受け、無機セグメントでは黒鉛電極事業が鉄鋼業界の調整の影響を受け、また、石油化学セグメントではオレフィン事業におけるアジア市場の需給緩和の影響を受けたことなどが大幅減益の要因。

  中間決算の実績を踏まえ、12月期通期についても、営業利益の見通しを350億円から260億円(前期281億円)に引き下げた。それでも、後半の営業利益は193億円と、中間期の67億円から急向上する。

  スマートフォン、タブレットの拡大で、PC市場は苦戦が続いているが、今後は景気低迷で先送りされていた企業のデスクトップ型PCの買い替えが進むほか、大量のデータを扱うサービスの普及・拡大に伴ってサーバーの市場は高成長が続く見込み。

  人造黒鉛電極は世界的な鉄鋼需要の落ち込みを受け足元は厳しいが、米国向け、中国向けの拡大などで、中期的な成長期待は強い。米国では生産体制を強化しているほど。今は絶好の買い場提供場面と判断できる。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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