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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】大和小田急建設株価が急動意、公共投資セクターに人気高まる
中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)の株価は12日に25円高の230円と200円前後のモミ合いを上放れた。13日は小休止だがが、太平洋セメントが高値更新となるなど公共投資関連セクターが注目される展開から上値が期待できる。消費増税による景気腰折れを防ぐための補正予算が思惑となって動意付く可能性もあるだろう。
7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期業績(非連結)は、受注高が116億44百万円、売上高が100億99百万円、営業利益が3億09百万円の赤字、経常利益が3億32百万円の赤字、純利益が1億85百万円の赤字だった。
連結子会社を吸収合併して今期から非連結決算に移行したため単純比較はできないが、前年同期の連結業績は受注高が86億22百万円、売上高が126億06百万円、営業利益が6億90百万円の赤字、経常利益が6億91百万円の赤字、純利益が4億68百万円の赤字だった。実質的には減収ながら、コスト削減効果などで赤字幅が縮小した形だろう。受注高は大幅に増加しており好調のようだ。
通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が623億円(前期連結は633億95百万円)、営業利益が5億80百万円(同2億61百万円)、経常利益が4億90百万円(同2億35百万円)、純利益が2億円(同1億98百万円の赤字)としている。主要株主である大和ハウス工業<1925>や小田急電鉄<9007>関連の案件に加えて、社会インフラ補修・更新や建物耐震化工事などの受注増加が期待され、前期悪化した工事採算の改善、前期計上した棚卸資産評価損など特殊要因一巡も寄与するだろう。
株価の動きを見ると、6月の安値187円をボトムに反発して水準を切り上げている。8月12日には前日比25円(12.20%)高の230円まで急騰する場面があり、5月の高値237円に接近した。終値でも210円台まで戻している。出直り歩調の展開だろう。
8月13日の終値212円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円21銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期の連結ベースの実績BPS527円14銭で算出)は0.4倍近辺である。
週足チャートで見ると抵抗線だった13週移動平均線、および26週移動平均線を一気に突破した。強基調に回帰したようだ。補正予算などが思惑となって動意付く可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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