【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フライトシステムコンサルティングは調整の最終局面、下値水準に到達

2013年8月14日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 システム開発・運用・保守のフライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)の株価が下値水準に到達、調整は最終局面といえる。今期(14年3月期)見通しの増額修正、収益改善見通しも支援材料に上値を試す可能性があるだろう。

 システム開発などのコンサルティング&ソリューション(C&S)事業と、電子決済ソリューションなどのサービス事業を展開し、スマートフォンを利用した法人向けソリューション強化、電子決済ソリューションの新製品投入、プロジェクト管理徹底などで収益改善に取り組んでいる。

 8月8日発表の第1四半期(4月~6月)業績(非連結)は、売上高が3億38百万円(前年同期の連結ベースは1億68百万円)、営業利益が22百万円の赤字(同1億06百万円の赤字)、経常利益が31百万円の赤字(同1億10百万円の赤字)、純利益が20百万円の赤字(同1億11百万円の赤字)だった。サービス事業で前期受注の大型案件の売上計上などで実質的に大幅増収となり、赤字も大幅に縮小した。

■今3月期を増額修正、新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」が好調

 通期見通しについては前回予想を増額修正して、売上高が19億円~20億円(前期は9億96百万円)、営業利益が1億15百万円~1億65百万円(同1億36百万円の赤字)、経常利益が1億円~1億50百万円(同1億83百万円の赤字)、純利益が94百万円~1億40百万円(同2億05百万円の赤字)とした。サービス事業で電子決済ソリューションの前期受注の大型案件が寄与するうえに、新製品のマルチ電子決済端末「インクレディスト」の売上が好調で期初計画を上回る見込みだ。

 なお3月には投資会社オーチャードコーポレーションに対する第三者割当増資で債務超過を解消し、6月には債務超過解消に伴って上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除されている。また5月には、持株会社フライトホールディングスへの移行(10月1日予定)、株式分割(効力発生日10月1日で1株を100株に分割)、および単元株制度の採用(単元株式数100株)を発表している。

 株価の動きを見ると、6月から7月中旬にかけては2万円~2万5000円近辺で推移したが、7月中旬に動意付いた。5月の高値3万7000円を一気に突破して7月23日には5万円台まで急騰した。その後7月29日に年初来高値となる5万4300円を付け、高値圏で乱高下の展開となっている。

 8月13日の終値4万2250円を指標面(株式100分割前)で見ると、今期予想PER(会社予想の中間値のEPS1394円00銭で算出)は30倍近辺、実績PBR(前期実績BPS1462円47銭で算出)は29倍近辺である。

 週足チャートで見ると過熱感を残しているが、今期の収益改善を評価して上値を試す可能性があるだろう。また日足チャートで見ると、足元では右肩上がりの25日移動平均線が接近している。上放れのタイミングのようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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