【編集長の視点】アルトナーは小反落も配当権利落ちの2番底から下げ過ぎ訂正途上

2013年8月8日 11:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  アルトナー <2163> (JQS)は、1円安の571円と変わらずを含めて4日ぶりに小反落している。今年7月末に今1月期第2四半期(2Q)の10円配当の権利を落としてつけた2番底550円から、今期業績の減益転換予想は織り込み済みとして下げ過ぎ訂正が続いており、利益確定売り交錯している。積極的な中期経営計画の推進が評価される展開も有力であり、下値逆張り妙味を示唆している。

  同社の今1月期業績は、売り上げ40億5200万円(前期比0.8%増)、経常利益2億2000万円(同24%減)、純利益1億3200万円(同52%減)と前期の過去最高純利益からの減益転換が予想されている。

  自動車などの輸送用機器メーカーの業績が、円安で改善し先行開発投資が活発化、同社の技術者派遣需要が高まっている好事業環境下、一転した減益転換を予想したのは一見、奇異だが、新事業モデル制度の移行に向け事業構造改革費用を見込んだことが、この要因となっている。

  同社業績・技術者数とも、リーマン・ショック前の2008年1月期、2009年1月期をピークとしており、事業構造改革は、このピークを超えるために今年2月に4事業本部を設置、新採用基準や新賃金体系なども導入し、技術者1人当たりの利益の回復と技術者数の回復を図ることを目的にしている。

  事業構造改革により中期経営計画の最終年度の2016年1月期には技術者数は、ピークを超える800名、売り上げは60億円、営業利益率は10%を目指す。

  この中期経営計画を達成するために今期業績は、前向きな減益予想であり、6月6日開示の今期第1四半期の連続減益業績も、このダメ押しとなった。

  株価は、今期業績の減益転換予想と配当を前期の記念配当込みの年間35円から20円に減配することが響いて年初来安値520円まで急落、2Q配当権利取りで616円までリバウンドしたが、配当落ちで2番底をつけた。PERは11倍台、配当利回り3.5%と下げ過ぎとなっており、いっそうリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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