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薄商いのなか、売り仕掛けの商いには注視/ランチタイムコメント
*11:46JST 薄商いのなか、売り仕掛けの商いには注視
日経平均は大幅に続落。193.88円安の14064.16円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えた。小幅に続落で始まった日経平均だが、その後はプラスに転じる局面もみられたが続かず、薄商いのなか下げ幅を広げている。5日の米国市場ではNYダウが反落したことや、為替市場ではドル・円が1ドル98円20銭辺りと円高方向に振れていることなどが、利益確定の売りに向かわせているようだ。
また、ソニー<6758>が5%超の下げとなったほか、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>の下げが日経平均を下押す格好に。これを受けて為替市場では円相場が1ドル97円台に突入するなか、先物主導による売り仕掛け的な動きも見られている。東証1部の値下がり数は全体の7割近くを占めている。また、セクターでは鉱業、その他金融、証券、情報通信、金属製品、小売、水産農林、医薬品などの弱い値動きが目立つ。
ソニー<6758>が弱い。取締役会の全会一致の決議で発信したサードポイントへの返信書簡の内容が売り材料に。ソフトバンク<9984>は、アリババ・グループの上場計画が来年に先送りとなる可能性が出てきたとの報道が、売り仕掛け的な商いにつながっているようだ。トヨタ<7203>に対する利益確定の流れも、慎重姿勢につながってしまっている。そのほか、KDDI<9433>、ファナック<6954>など前日に続いて指数インパクトの大きい値がさの一角が弱い。後場は日銀によるETF買い入れなどが下支えとして意識されるが、薄商いのため、引き続き売り仕掛け的な商いによる下押しは警戒しておきたい。物色としては、決算やテーマ材料などを手掛かりとした個別対応が続くことになろう。(村瀬智一)《FA》
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