【決算発表企業を占う】:トヨタ、ルネサス、楽天など

2013年8月5日 08:43

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記事提供元:フィスコ


*08:43JST 【決算発表企業を占う】:トヨタ、ルネサス、楽天など

■トヨタ<7203>

第1四半期営業利益実績:6633.83億円
市場コンセンサス:6500億円程度

第1四半期営業利益は市場コンセンサスをやや上振れ、前年同期比88%増益となった。通期予想は1兆8000億円から1兆9400億円に上方修正。通期予想のコンセンサスは2兆3000-4000億円レベルと見られ、同水準までには達していない。ただ、為替前提レートは、1ドル=90円から92円に、1ユーロ=120円から122円にそれぞれ円安方向に修正しているが、依然として現在水準との乖離が大きいため、上方修正幅が限定的なことは、それほどネガティブには映らないと見られる。実績値に関しては、ダイハツやマツダ、富士重工などと比較すると、ポジティブなインパクトは少ないが、大手3社の中では、相対的に良好と判断される。株価の反応はややポジティブとみられるものの、週明けの動きは、雇用統計を受けての米国市場の動向、為替の円安などに左右される面が強そうだ。

■ルネサス<6723>

第1四半期営業利益実績:97億7900万円
市場コンセンサス:45-135億円

第1四半期業績は、売上高が1990億5700万円(前年同期比+6.7%)、営業利益が97億7900万円で着地。自動車向けの売上拡大や為替相場の円高修正が寄与。コンセンサスのレンジが広く判断は分かれやすいが、足元では決算警戒感から上値の重い展開にもなっていたことから、ひとまず安心感が先行する可能性も。

■カシオ<6952>

第1四半期営業利益実績:40億1700万円
市場コンセンサス:34-42億円

第1四半期業績は、売上高が691億2700万円(前年同期比-0.0%)、営業利益が40億1700万円(同+9.8%)となった。時計の「G-SHOCK」や電子辞書などの販売は好調だが、決算数値はコンセンサスのレンジ内で着地。インパクトに欠ける内容で中立要因。

■楽天<4755>

4-6期営業利益実績:246億6500万円
市場コンセンサス:250-260億円(4-6月期)

上半期業績は、売上高が2408億8000万円(前年同期比+32.9%)、営業利益が475億7600万円(同+26.0%)で着地。主力の楽天市場は新規会員の伸びやスマホ経由の利用者増で高成長を維持。ただ、4-6月期の営業利益は246億6500万円となり、コンセンサスの下限をやや下振れる格好になっている。足元の株価は決算期待から年初来高値を更新していたことから、決算通過による利益確定売りにはやや注意か。《KO》

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