日本株見通し:コンセンサス上振れのトヨタ決算、市場センチメント好転へ

2013年8月5日 07:53

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記事提供元:フィスコ


*07:53JST 日本株見通し:コンセンサス上振れのトヨタ決算、市場センチメント好転へ

5日の東京市場は売り先行の展開となろうが、売り一巡後に堅調な展開が見込まれる。2日の米7月の雇用統計の影響を受けての相場展開で、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想に届かなかったのは織り込み済み。

シカゴ日経225先物清算値は大証比160円安の14320円。為替市場では円相場が1ドル98円台後半と円高に振れており、日経平均は前週後半の大幅な反発に対する反動安が意識される。しかし、中長期的な円安・ドル高基調には変化はなく、相場の基調は変わっていないだろう。

一方、トヨタ<7203>の決算を受けた、市場センチメントの好転が意識される。2日大引け後に発表した第1四半期(4-6月)決算は営業利益が6633億円とコンセンサス(6500億円)を上回ったほか、併せて通期計画を上方修正している。アベノミクスを背景に好業績が確認されたことで、改めて今後の政府の成長戦略に対する期待感が、今週以降の相場を押し上げてくる可能性が出てくるだろう。

長期安定政権のなかで改めて成長戦略の実現性の期待が高まることにより、政策テーマを見直す動きなども出てくる可能性がある。電力各社の値上げや、今週以降、7月前半のような猛暑が予想されるなか、再生エネルギー関連なども注目されやすいだろう。また、7、8日に日本銀行が金融政策委員会・金融政策決定会合を開催する。金融政策の維持は織り込み済みだが、景気回復の広がりが示されるようだと支援材料になりそうだ。

なお、2日のNY市場はダウ平均が30.34ドル高の15658.36、ナスダックが13.85ポイント高の3689.59。ADRの日本株はトヨタ<7203>、ホンダ<7267>が堅調な他は、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>など、対東証比較(1ドル98.94円換算)で全般軟調だった。《TN》

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