31日の香港市場概況:反落、重要イベントを前に利益確定売りが進む

2013年7月31日 17:40

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記事提供元:フィスコ


*17:40JST 31日の香港市場概況:反落、重要イベントを前に利益確定売りが進む

31日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比70.30ポイント安(-0.32%)の21883.66で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同11.07ポイント安(-0.11%)の9658.54、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同1.27ポイント高(+0.03%)の4082.56だった。

前場は総じて堅調に推移。中国での流動性懸念の緩和が引き続き支えとなったほか、不動産引き締めの緩和観測が浮上。これらを受けた本土株の上昇も追い風となった。ただ、ハンセン指数は22000近辺では上値の重さも意識され、後場には値を崩す展開に。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)といった重要イベントを翌日に控え、利益確定売り圧力も強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が高い。華潤置地(01109/HK)が3.40%高、中国海外発展(00688/HK)が1.59%高となった。30日の中国共産党中央政治局会議では不動産政策を巡り、「市場の安定的で健全な発展を促す」との言及にとどまった。中国政府が不動産引き締めの手を緩める可能性が指摘されている。

そのほか、大幅増益見通しを発表した中国人寿保険(02628/HK)が0.87%上昇。半面、テンセント(00700/HK)が3.25%反落した。連日で上場来高値を更新していたことから、利益確定売りが進んだ。ただ、来月発表の決算への期待感も根強く、いったん過熱感を冷ました後に再び買いが入るとの見方も出ている。

その他の個別銘柄では、中国光大国際(00257/HK)など環境関連の一角が上昇。中国国務院(内閣に相当)が「グリーン・低炭素」産業の支援に向けた一連の政策を承認した、との報道が材料視された。一方、鞍鋼(00347/HK)など鉄鋼株が安い。中国の業界団体はこの日、国内主要鉄鋼メーカーの業績が6月に悪化したことを明らかにしている。《KO》

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