【編集長の視点】ブロードメディアは年初来の急騰相場再現を期待、クラウドゲーム関連人気強い

2013年7月31日 09:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ブロードメディア<4347>(JQS)は、7月26日に開示した今3月期第1四半期(1Q)業績が赤字転落して、株価も下落し13週移動平均線水準での下値模索を続けているが、第4の成長エンジンとして位置付けている世界初の新時代クラウドゲーム機「G-cluster(ジークラスタ)」の積極推進が続いていることには変わりがなく、逆張り余地を示唆している。今年1月~4月にも同様の業績展開から株価は逆にストップ高を交えて大化けの急騰劇を演じており、再現思惑が高まろう。

■1Qは増収、宣伝費投入で赤字、通期では大幅増益

 1Q業績は、売り上げが34億800万円(前年同期比8%増)と続伸したが、営業損益は1億4700万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)、経常損益が2億8300万円の赤字(同4800万円の黒字)、純利益が2億6900万円の赤字(同600万円の黒字)と落ち込んだ。この赤字転落は、コンテンツ事業が、前年同期の6579万円の営業黒字から7234万円の赤字に転落したことが大きな要因となっているが、クラウドゲーム機「ジークラスタ」を6月20日に発売、これに合わせてテレビCMの出稿やイベントを開催、この費用増加が利益を圧迫したことによる。

 「ジークラスタ」を発売して展開しているクラウドゲーム事業は、これまでとは異次元のゲーム配信事業で、サーバー側ですべてのゲームのプログラミング処理を行い、ゲームの初心者からマニアまで誰でも気軽に廉価にゲームを楽しむことが可能となるもので、第4の成長エンジンとして同社の業容の拡大につながる。このため3月通期業績は、期初予想に変更はなく、売り上げ170億円(前期比31%増)、営業利益4億円(同2.4倍)と見込んでいる。

 同社の株価は、前期第3四半期業績が赤字転落して103円と下ぶれ、4月には前期業績を下方修正したが、同時発表のクラウドゲーム事業開始を評価してストップ高、今年5月の年初来高値587円まで大化けをした。この再現思惑も底流しており、13週線割れの下値は逆張りも一考余地がありそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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