【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アーバネットコーポレーションは調整最終局面、二番底形成

2013年7月31日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 投資用マンションのアーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の株価は調整の最終局面だろう。300円前後で「二番底」形成の展開だ。

 東京23区で投資用・分譲用マンションの開発・販売事業を展開している。異次元金融緩和や消費税率引き上げ前の駆け込み需要も追い風となって、投資用マンション市場が拡大している。

■前期は増額修正、今6月期も好調見通し

 前期(13年6月期)業績(非連結)の会社予想は、2月7日に経常利益と純利益を増額修正して、売上高が前々期比4.1%増の71億円、営業利益が同55.0%増の7億15百万円、経常利益が同39.7%増の5億90百万円、純利益が同63.7%増の6億90百万円としている。

 投資用・分譲用マンションの開発・販売が順調であり、販売直接費減少なども寄与して営業損益が大幅に改善したようだ。経常利益については支払利息減少、純利益については繰延税金資産計上も寄与したようだ。なお7月11日には前期の配当予想を従来の年間1000円から年間1500円(期末一括)に増額修正した。7月1日付の株式200分割後では1株当たり7円50銭となる。

 投資用マンション市場の拡大に加えて、与党が消費税率引き上げ後の景気腰折れ対策として打ち出した住宅購入者向け給付制度なども追い風であり、今期(14年6月期)も好業績が期待されるだろう。

 株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、6月27日の年初来安値258円から反発して7月中旬には380円台まで戻した。その後は市場全体の地合悪化も影響してやや軟調展開となり、安値圏の300円近辺まで調整した。ただし7月30日は終値で前日比8円(2.56%)高と反発しており、調整の最終局面だろう。

 7月30日の終値320円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS36円87銭で算出)は8~9倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮したBPS80円90銭で算出)は4.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて下げ渋る形であり、サポートラインを確認して出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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