関連記事
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JFEシステムズは5月高値を試す、指標割安
情報システム開発・構築のJFEシステムズ<4832>(東2)の株価が出直りの動きを強めている。5月の高値を試す展開が期待されるだろう。
川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門が分離した情報サービス企業である。鉄鋼向け情報システム開発・構築事業を主力として、ERPと自社開発ソリューションを組み合わせた製造・金融など一般顧客向けSI(システム・インテグレーション)事業、食品業界向け自社開発のプロダクト・ソリューション事業なども展開している。
7月26日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は売上高が72億93百万円で前年同期比2.8%増収だったが、営業利益は2億89百万円の赤字、経常利益は2億86百万円の赤字、純利益は1億83百万円の赤字で前年同期に比べて赤字幅が拡大した。IT関連機器の好調で増収だったが、利益面では高収益案件の売上遅延が影響したようだ。
■今期は営業利益10.6%増益、中期重点戦略で、製造流通業界向け新規顧客開拓
通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。グループの鉄鋼関連向けはほぼ横ばいを想定し、自動車業界や製造流通業界など一般顧客向けSI事業の売上拡大を図る方針だ。
中期的な重点戦略としては、製造流通業界向け新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げ、アライアンス戦略も推進する方針だ。5月には大阪ガス<9532>子会社のオージス総研とのビジネス・インテリジェンス/データウェアハウス分野での協業、会計・経営分野を中心にコンサルティング・システム開発事業を展開するビジネスブレイン太田昭和<9658>との資本・業務提携を発表している。
株価の動きを見ると、6月7日の安値8万300円をボトムに反発して下値を切り上げている。調整が一巡して出直り態勢だろう。足元では8万4000円~8万7000円近辺まで戻して5月15日の年初来高値9万円に接近している。
7月29日の終値8万4300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線を回復する動きを強めている。強基調に回帰して5月の高値を試す展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式評論家の視点】パシフィックネットは大幅増益に配当利回り4%台の魅力(2013/07/30)
・【編集長の視点】Minoriは連続増益業績をテコにバリュー株買いが再燃し高値も射程(2013/07/30)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
