【株式評論家の視点】久光製薬は新薬の発売開始に期待、業績も増益路線に転換

2013年7月26日 10:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  久光製薬 <4530> は5月8日の年初来高値5970円に肉薄、新展開入りを射程内に捉える強い動きを見せている。7月10日に今2014年2月期の第1四半期の業績を発表した。売上げは370億6500万円と前年同期比6%増となったが、営業利益は50億7100万円と同4%減となった。通期については売上げ1515億円、前期比6%増、営業利益203億円、同19%減の低調な当初予想が据え置かれた。

  しかし、この決算発表が悪材料出尽くし人気につながり、以後戻りを鮮明にするパターンとなっている。今期の減益は、来期以降の成長を見据えて研究開発費や営業関連の費用を積極投入することによるもので、先行きの成長を取り込む動きが強まっている。

  今年6月に米国で子会社のノーベン社が閉経に伴う中等度から高度の血管運動症状(VMS)に対する治療剤「ブリスデル」の承認を取得した。「ブリスデル」は、米国食品医薬品局(FDA)から承認を受けたVMSに対する、唯一かつ初の非ホルモン療法薬になる。治療者数は約2400万人とも推定されている。今年11月に発売を開始する予定で今後の収益貢献が大いに期待されている。

  主力の経皮鎮痛消炎剤「モーラステープ」は、貼り心地感や剥がし易さなど製剤面で患者から高い支持を得ており、中長期的に安定した成長が続く見通しにある。また、米国子会社ノーベン社が血管運動症状治療薬「ミニベル」を今年1月から米国で発売を開始、売上げを伸ばしている状況だ。そのためアナリスト筋では今2月期については、大幅減益を回避との見方が強まっている。「ブリスデル」の寄与などにより、来期以降は増益路線に乗る見通しにある。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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