【中国の視点】安倍政権勝利も枕を高くして眠ることができない

2013年7月24日 08:30

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記事提供元:フィスコ


*08:30JST 【中国の視点】安倍政権勝利も枕を高くして眠ることができない
安倍政権が参議院選挙で勝利したことが日本経済に与える影響について、中国では、見方が分かれている。安倍政権の勝利でねじれ国会が解消されるため、政策が固まりやすくなるほか、適切なインフレ加速が日本経済に好影響を与えるとの見方が出ている。また、内閣府が発表した今年1-3月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた前期比での実質成長率は1.0%増、年率換算では4.1%増だったことから、安倍政権の経済政策「アベノミクス」が日本経済の成長に寄与していると評価する声も上がっている。

一方、参議院の選挙期間に原発縮小や憲法改正、消費税の引き上げ、社会保障など敏感な問題が避けられていたことが指摘された。また、第3の矢となる「経済成長戦略」の具体案がはっきりされておらず、これからは安倍政権の実力が問われるため、参議院選挙で勝利しても枕を高くして眠ることができないといわれた。

実体経済と密接に関連する雇用問題が依然として改善されていないことや、消費税が予定通りに引き上げられれば、日本のGDPをけん引する国内消費が圧迫されるだろう。また、国債利回りが再び急上昇する場合、株式市場や実体経済などへの打撃が予想以上になる可能性も。さらに、安倍政権の勝利を受けて日本政治の右傾化に対する中韓両国の警戒が高まっており、互いの貿易だけでなく、観光産業にも悪影響を与えると警戒されている。《ZN》

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