IMF:「影の銀行」リスクなど制御可能、構造改革の成否が中国の運命を決める

2013年7月18日 11:34

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:34JST IMF:「影の銀行」リスクなど制御可能、構造改革の成否が中国の運命を決める
国際通貨基金(IMF)駐中国代表ムルタザ・サイド氏はこのほど、中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」リスクや地方政府の債務問題、不動産バブル問題の3つのリスクについて、コントロールできる範囲内だとの見方を示した。構造改革の成否が中国の運命を決めると強調した。

サイド氏は、中国が投資などを通じて成長率を押し上げるという既存の成長パターンから消費主導型に転換する必要があると指摘。ただ、これは容易ではないことに言及し、一連のデータから分析すると、中国における投資への依存度が依然として高いと強調した。

また、影の銀行問題について、同氏は「シャドーバンキングの透明性が低く、安全基準もない」との懸念を示した一方、「中国政府がこうした影の銀行の貸出規制を一段と強化する」と予測した。さらに、サイド氏は、不動産バブル問題について、中国政府による一連の引き締め策の効果が徐々に現れていると評価。ただ、不動産投資が国内総生産(GDP)に占める割合が10%以上になっているため、引き続き警戒する必要があると強調した。

最後に、サイド氏は、政府負債の対GDP比率について、地方政府の負債残高を含めれば約50%だと指摘。ただ、この比率は5年以内に40%まで低下すると予測した。《ZN》

関連記事