9日の香港市場概況:反発、上海株の底堅さに安心感も上値は限定的

2013年7月9日 17:41

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:41JST 9日の香港市場概況:反発、上海株の底堅さに安心感も上値は限定的

9日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比100.82ポイント高(+0.49%)の20683.01で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同12.07ポイント安(-0.13%)の9051.23と続落。レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同27.10ポイント高(+0.69%)の3952.04だった。

前日の欧米株高の流れを受けて、ハンセン指数は終始プラス圏での推移に。寄り付き後ほどなく中国の6月の物価統計が発表されたが、「想定の範囲内」との見方から相場への影響は限定的だった。この日の上海株が底堅く推移したことも買い安心感につながったもよう。ただ、中国では明日以降も引き続き経済指標の発表を控えており、買い進む動きは見られず。商いも低調で、メインボードの売買代金は440億HKドルと年初来で3番目の低水準だった。

中国の国家統計局によると、6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.7%だった。市場予想は2.5%、前月実績は2.1%だった。また、生産者物価指数(PPI)は同2.7%低下。CPI上昇率が穏やかに上昇する一方、PPIはマイナスが続いていることから、中国当局は「穏健(中立的)」な金融政策を維持する可能性が高いと指摘されている。

ハンセン指数の構成銘柄では、米国の緩和縮小観測から前日に大幅安となった不動産株が反発。なかでも信和置業(00083/HK)や新世界発展(00017/HK)の上昇が目立った。一方、カジノ大手の銀河娯楽(00027/HK)が3.79%下落。マカオ当局が旅客の現金持ち込みに対し、申告制を導入する可能性が報じられている。

その他の個別銘柄では、セメント株が高安まちまち。大幅増益見通しを発表した台泥国際(01136/HK)は8.29%上昇したものの、華潤セメント(01313/HK)や中国建材(03323/HK)は値を落した。一方、スカイワース(00751/HK)は3.52%下落。中国でのエコ家電補助打ち切りを受けて、同社の6月テレビ販売台数は前年同月比17%減にとどまった。《KO》

関連記事