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日経平均はトヨタに引っ張られ『3分の2戻し』に挑戦へ、本格相場は参議院選挙後に=犬丸正寛の相場展望
日経平均は、『5月高値』から『6月安値』までの下げ幅に対する『半値戻し』を達成し、来週(8~12日)は、『3分の2戻し』の1万4766円を目指すものとみられる。ただ、今夕発表されるアメリカの6月雇用統計次第ではNYダウに左右されることも予想される。
日経平均は、去る、2日に1万4000円を1ヶ月ぶりに回復し、その後も1万4000円前後で堅調だったことから、下値はなさそうだとの見通しで買い気が高まり一気に『半値戻し』(1万4178円)を達成した。出来高は20億株台と多くはないものの、「意外に戻り待ちの売り物は少ない。短期筋の売りは一巡しているようだ」(中堅証券)。
半値戻しを達成したことで次はフシ目の『3分の2戻し』(1万4776円)が目処となってくる。とくに、指標銘柄のトヨタ自動車 <7203> が、5月高値から6月安値までの下げに対する『3分の戻し』(6293円)を達成していることからも日経平均の3分の2戻しは期待できそうだ。
日経平均の3分の2戻し水準は、同時に週足の13週線(1万4724円程度)が位置しているところでもある。当然、信用取引買残や現物買いの売りが出やすくなる水準でもある。
とくに、5月第2週~5月第4週の出来高合計が約920億株にも膨らみ、この時の日経平均が1万3951円~1万5942円だから売り物が出てくるのも当然だろう。それらの売り物は短期売買中心の買いで消化することは難しいだろう。頼みは外国人投資家ということになるものの、外国人投資家は昨年12月と今年4月に買い越しの大きいヤマを作ったあとは総じておとなしい展開である。作年12月は政権交代直後であり、今年4月は異次元の金融緩和政策があったときで、どちらも、政治・政策絡みの材料が明確となったときである。まさに、外国人投資家は『政治・政策を最重要視する』といわれる通りの動きだったといえる。
このことを当てはめると、外国人投資家が昨年12月、今年4月に続く『日本株買い第3弾』に出てくるのは、7月21日の参議院選挙で自民・公明が圧勝することがきっかけとなるのではないだろうかだろうか。保守圧勝なら政権安定を評価して第1弾、第2弾を上回る規模の買いも期待できるだろう。
なぜなら、世界を見渡すと、『欧州経済停滞』、『中国など新興国の減速』、『中東の混乱』など明るい国はなく、好いのはアメリカと日本だけであり、しかも、アメリカは景気が成熟期に入っているのに対し日本は長期停滞から本格的回復に向かおうとしている「おいしい局面」だから、これを外国人投資家が見逃すはずはない。要は日本国民が安部政権に長期安定のお墨付きを与えるかどうかである。
来週は日経平均が半値戻しの勢いを引き継いで13週線を抜く場面もありそうだ。しかし、上値に対する持続力には限界がありそうで参議院選を意識して徐々に上値は重くなりそうだ。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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