概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は景気後退懸念などで急落、2009年4月以来の安値更新

2013年7月3日 10:06

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記事提供元:フィスコ


*10:06JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は景気後退懸念などで急落、2009年4月以来の安値更新
【ブラジル】ボベスパ指数 45228.95 -4.24%
昨日2日のブラジル市場は大幅に3営業日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2000.64ポイント安(-4.24%)の45228.95で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは2、値下がり69とほぼ全面安。ヘスルケアを除く全業種が下落し、中でも石油・ガスや金融に売りが集中した。

小幅安で寄り付いた後も下げ幅をじりじりと拡大させた。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで2009年4月22日以来の安値を更新。国内景気が後退するとの懸念が高まっていることが嫌気された。野村ホールディングスは最新リポートで、ブラジル経済が今年10-12月期から後退局面に入ると予測。米国での量的緩和が縮小されれば、ブラジルからの資金引き揚げが加速するとの見方を示した。

【ロシア】MICEX指数 1337.92 +0.13%
2日のロシア市場は小幅に3営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比1.75ポイント高(+0.13%)の1337.92で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり35、値下がり14、変わらず1と買いが優勢となった。

前半は弱含みの展開を示したが、終盤にプラス圏を回復した。NY原油先物など商品価格の上昇が引き続き支援材料となり、資源銘柄に買いが継続。また、ロシア中央銀行が7月に利下げに踏み切るとの観測も好感された。アレクセイ・ウリュカエフ経済発展相はこのほど、6月のインフレ率が低下すれば、中銀が7月に利下げを実施するとの見方を示した。また、ロシア経済が停滞する可能性があるものの、後退局面に陥らないことにも言及した。

【インド】SENSEX指数 19463.82 -0.58%
2日のインドSENSEX指数は反落。足元の株価上昇を受けて利益確定売りが優勢に。また、今週末には米雇用統計が発表されるとあり、積極的な取引が手控えられた。このところ株式市場への影響が目立つ外国為替市場では通貨ルピーが対米ドルで下落。海外直接投資(FDI)規制の緩和を進める政府の姿勢に期待が集まるものの、やはり米雇用統計を前に警戒感が強い。終盤にルピーが下げ足を強めると、それに連れて株式相場も下げ幅を拡大させた。

【中国本土】上海総合指数 2006.56 +0.57%
2日の上海総合指数は3営業日続伸し、終値で7営業日ぶりに2000台を回復。前場は軟調な値動きが続いたものの、後場に切り返した。政府系資金による買い支え観測が浮上したほか、上場企業の大株主による買い増し観測が支援材料となった。また、中小企業や「三農(農業・農村・農民)」分野向けの融資を強化するため、中国人民銀行(中央銀行)が120億元(約1920億円)の資金供給枠を追加したとの報道が流動性ひっ迫懸念をやや後退させた。《FA》

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