短観で成長戦略評価の流れに期待/東京株オープニングコメント

2013年7月1日 08:36

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記事提供元:フィスコ


*08:36JST 短観で成長戦略評価の流れに期待
 7月1日の東京市場は底堅い展開が期待される。6月28日の米国株式相場は、NYダウが100ドル超の下落となった。また、先週は期末のドレッシング買い観測で押し上げた需給要因が強く、この反動が出てくる可能性がある。また、今週は週末に米国で6月の雇用統計が発表されることもあり、上値追いには慎重になりやすいだろう。中国についても上海指数の底打ち感はみられておらず、6月の製造業PMI、HSBC製造業PMI改定値の結果次第では、引き続き市場の波乱要因となりそうだ。

 一方、日銀短観の発表が予定されている。大企業・製造業の業況判断(DI)は、3月の-8から+3へ改善すると見込まれており、改めてアベノミクスの成長戦略を評価する流れが強まりやすい。先週は異次元緩和効果が剥がれていた不動産、倉庫・運輸などを中心に、その他金融、銀行、証券といった緩和メリットセクターの強い値動きが目立っていた。押し目狙いのスタンスも取りやすい価格帯であろう。

 また、政府は6月28日の閣議で、参院選日程を「7月4日公示−21日投開票」とすることを決定したほか、7月4日に日銀支店長会議、黒田総裁会見などが控えている。日経平均はドレッシング買いの影響とはいえ、理想的なリバウンド形状を見せてきている。月足ベースの一目均衡表では下ひげを残す格好での陽線形成となり、雲上限をサポートとした目先的なボトム形成が意識されてくる。日本主導での底堅い相場展開を期待したいところであろう。

 なお、6月28日のNY市場でダウ平均は114.89ドル安の14909.60、ナスダックは1.39ポイント高の3403.25。シカゴ日経225先物清算値は大証比60円高の13700円。ADRの日本株は三井住友<8316>、ブリヂストン<5108>、ソニー<6758>、富士重<7270>などが堅調。半面、トヨタ<7203>、京セラ<6971>が小安いなど、対東証比較(1ドル99.14円換算)で高安まちまちだった。《TN》

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