【株式評論家の視点】ナブテスコは好業績を見直す、3D関連株としての切り口も

2013年6月27日 11:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

 ナブテスコ<6268>(東1)は値固めを完了し、浮上態勢に入ってきた。ここへきては子会社が3Dプリンター(光造形装置)を製造・販売を行っているとされ、3D関連株としての新たな切り口が注目されている。

 業績も急回復見通しにある。前2013年3月期は、売上げ前々期比9%減の1795億円、営業利益が同34%減の150億円と低迷した。中国での建機需要の低迷で油圧機器が大きく落ち込んだほか、国内外の産業用ロボットメーカーの在庫調整で、精密減速機などが低調だったことが要因。

 一転、今2014年3月期は売上げ2010億円と前期比12%増、営業利益220億円と、同46%の大幅増益が見込まれている。航空・油圧機器事業では、中国の建機需要の持ち直しに加え、ボーイング社向けを中心に航空機器が伸長し、産業用ロボット向けの需要の回復などから、精密減速機も大幅な収益好転が見込まれている。さらに鉄道車両用機器の伸長で輸送用機器事業が伸びるなど、全部門にわたって回復感を強める見通しだ。

 それと同社の特徴はニッチ分野で高いシェアを誇ること。小型・軽量・高位置決め精度・高剛性・高効率などの特長から、産業用ロボット向けの精密機器部品では世界市場トップの約60%のシェアを誇る。また、鉄道車両用機器は、新幹線をはじめ、在来線の電車や新交通システムに至るまで幅広く展開しているが、ブレーキ装置では約50%、ドア開閉装置では約70%の国内市場シェアを得ている。特に新幹線用のドア開閉装置においては約95%と圧倒的な地位を確立している。

 そうしたシェアの高さを武器に売上げを伸ばし、2021年3月期に営業利益600億円(前期150億円)を目指す長期ビジョンを推進中だ。(株式評論家・隆盛)

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6268.T&d=6m

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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