注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、シャープ、大日本住友製薬など

2013年6月27日 11:34

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、シャープ、大日本住友製薬など

ソフトバンク<9984>:5610円(前日比+190円)
買い先行。米ディッシュがクリアワイヤのTOBを断念と報じられている。これで、クリアワイヤは同社が買収するスプリントの完全子会社になる方向へ。クリアワイヤが豊富に保有している周波数が、同社の米国買収戦略の要であったともみられ、ストレートにプラス材料視される形。スプリントの買収提示額引き上げで、足元では優位性が高まっていたものの、さらなる買収価格引き上げ合戦への警戒なども残っていたとみられ、安心感は高まる状況に。

シャープ<6753>:372円(同-14円)
さえない。前日にはシティが投資評価「3」を継続、目標株価を160円としている。急激な業績回復の会社計画には未達リスクがあるほか、今期末の年金未認識債務のオンバランス化による自己資本の毀損を考慮に入れると、大規模増資による希薄化への懸念も増してくると考えているもよう。今期営業利益は会社計画800億円を下回り、647億円にとどまると予想。また、期中に増資を2400億円行って、年金債務処理を乗り越えると仮定しているようだ。

大日本住友製薬<4506>:1275円(同+101円)
大幅反発。みずほ証券が投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げしていることが材料視されている。目標株価は1260円としているもよう。新規抗がん剤が有望との見方に変化はなく、株価調整で過度の行き過ぎ感が修正されたと見て、投資判断を格上げしているようだ。主力の抗精神病薬ラツーダの米国特許切れを控えており、同薬が重要な次期収益ドライバーと期待している。

カシオ<6952>:815円(同-41円)
下げが目立つ。特に目立った材料は観測されていないが、業績懸念などが先行する状況とも観測される。利益率が高い「Gショック」だが、新興国で大人気などと伝わっていた経緯もある。足元では、米国の金融緩和策早期縮小懸念を背景に、新興国からの資金流出が目立ってきている状況下、期待感が後退する格好ともみられる。なお、直近で第1四半期プレビューをリリースしているJPモルガン(JPM)では、時計事業の好調で業績には安心感としている。

電気化学工業<4061>:341円(同+19円)
買い先行。大和では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価は410円としている。検査試薬を主力としたヘルスケア事業は、年間100億円規模の営業利益を生み出せる状況となってきている。こうした収益構造の変化を評価、PBR水準や利回り水準の割安感も指摘している。

日本トリム<6788>:5420円(同+460円)
上昇率上位。いちよしがレーティングを新規に「A」、フェアバリューを10500円としていることが材料視されている。農業、医療分野における電解還元整水器の展開に加え、遺伝子診断関連の米子会社が足下で予想以上に好調と評価。遺伝子診断関連のトリムジン社の業績は年間計画を1-4月までに達成したもようとしている。

エンプラス<6961>:6960円(同+440円)
大幅高。みずほ証券では投資判断「買い」継続で、目標株価を9500円から10000円に引き上げている。LED用拡散レンズの需要が予想以上に強く、14/3期営業利益は120億円超になると考えているもよう。LED拡散レンズの使用個数が多い大型テレビ用の需要増加や円安が牽引役と。

トレファク<3093>:1409円(同+45円)
買い先行。3-5月期営業利益が、前年同期比1割増の2.5億円程度になったようだと報じられたことが買い材料視されている。大型連休中にテレビの情報番組で店舗が紹介され、服飾や家電が家族連れの来店で堅調に推移したことなどが背景のようだ。上期営業利益は前年同期比24.5%減の2.1億円が計画されており、第1四半期の好スタート見通しを評価へ。

アイフリークH<3845>:7900円(同-1500円)
ストップ安。大証が、監理銘柄(確認中)へ指定したことが嫌気されている。監査法人より、海外子会社において同社取締役が関与したと思われる不明瞭な資金の流れがあるとのことで、同社取締役会、監査役会に対して質問書の提示を受け、不明瞭な取引に関する事実関係の調査、各証憑の提出を求められているようだ。なお、現在、調査を行っていると。

PD<4587>:6410円(同-1330円)
大幅続落。引き続き、米ファイザーとの共同研究開発の解消による成長期待の後退を背景に、換金売りが膨らむ展開となっている。また、昨日はバイオ関連株が軒並み安となりマザーズ指数が約12%の急落となる中で、需給環境の悪化が換金売りを誘いやすい面もあるようだ。

タカラBIO<4974>:2280円(同+33円)
買い先行。理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画が承認されたことが材料視されている。目の難病になった患者が対象となり、2014年夏をメドにiPS細胞を使った初の治療が国内で始まる見込みで、iPS細胞関連の一角としてあらためて関心が高まっている。《KO》

関連記事