24日の香港市場概況:大幅に5日続落、中国の金融不安や景気減速懸念で20000割れ

2013年6月24日 17:47

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記事提供元:フィスコ


*17:47JST 24日の香港市場概況:大幅に5日続落、中国の金融不安や景気減速懸念で20000割れ

24日の香港市場では主要指数のハンセン指数が大幅に5営業日続落となり、前営業日比449.33ポイント安(-2.22%)の19813.98で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同298.84ポイント安(-3.24%)の8938.63、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同85.28ポイント安(-2.21%)の3777.43だった。

ハンセン指数は終値で節目の20000を割り込み、昨年9月6日以来の安値で終了。米量的緩和の縮小方針による新興国からの投資マネー撤退が引き続き警戒されたほか、中国の景気減速や金融システムへの不安が強まった。特に中国では先週以降、短期金融市場での金利急騰を受けて銀行や企業の資金繰り悪化が懸念されている。にもかかわらず、中国人民銀行(中央銀行)は24日、「銀行システムの流動性は合理的な水準」との見解を示し、金融緩和には慎重な姿勢を維持した。

そうした相場環境の中でこの日の本土株が急落したこともあり、ハンセン指数は後場に下げ幅を拡大。とはいえ、足元の株価下落で短期的な売られ過ぎ感も強まる中、上海株が5%を超える急落となったのに比べれば、相対的に下げ渋る動きを見せた。

ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安。うち銀河娯楽(00027/HK)が5.72%下げるなど、カジノ関連の下げが目立った。また、本土系銀行株も安い。中国の金融市場ではこの日、7日物レポ金利が一時2桁に上昇する場面があり、流動性ひっ迫への警戒感が持続した。中でもATMなどのシステム障害が報じられた中国工商銀行(01398/HK)は3.03%下落した。

その他の銘柄では、比亜迪(01211/HK)が10.96%続落。CLSAアジアパシフィック・マーケッツは最新リポートで、「セル」のレーティングを継続。新モデル車の販売不振などに言及し、今年も赤字決算が続くとの見方を示した。一方、UBS証券による投資判断の引き上げを受け、浙江高速道路(00576/HK)が3.43%上昇した。《KO》

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