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注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、野村HD、アコムなど
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、野村HD、アコムなど
ソフトバンク<9984>:5740円(前週末比+180円)
大幅高。ディッシュのスプリント買収撤退表明、クリアワイヤのスプリント支持への転換など、米国買収戦略が大きく前進したことを好材料視する展開に。また、野村では投資判断「バイ」継続で、目標株価を6030円から6430円に引き上げ。アリババへの出資比率向上による株式価値の引き上げ、ヤフーの業績上方修正の反映などを背景としているもよう。
野村HD<8604>:735円(同+9円)
反発。先週末は主力株の中で相対的に上値の重さが目立った。米量的緩和策の早期縮小懸念の高まりから、株式市場に対するグローバル資金の行方に不透明感が強まる状況であったとみられる。ただ、先週末にはNYダウが反発しており、当面の需給動向に対して安心感が強まる格好にも。また、都議選で自公が圧勝したことを受け、参院選に対する期待感なども高まる方向か。
アコム<8572>:3125円(同+184円)
買い優勢。三菱UFJがタイの大手銀行を買収、アジア市場での総合展開に乗り出すと報じられている。三菱UFJの金融グループの一角である同社にも、アジアにおける個人向け融資事業の積極展開のメリットが期待できる状況に。また、アイフル<8515>の株価が急伸していることなども刺激となっている。
岩谷産業<8088>:341円(同+11円)
人気化。燃料電池車の安全性の国際基準で日本案を採用と報じられている。国際基準の明確化で量産体制が確立、つれてコストの低減も進むことから、燃料電池車の市場拡大が期待される展開に。関連の低位材料株として、短期資金中心に関心が向かっているものとみられる。普及の課題として水素ステーションの未整備などが挙げられているため、今後の政策期待などが高まる状況にも。
ネットワンシステムズ<7518>:753円(同-27円)
さえない。野村が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしている。移動系キャリア向け受注が全体的に低迷していること、LTE用ネットワーク機器の出荷再開シナリオの実現性が低いこと、一般法人向けビジネスの進捗が想定よりも鈍いことなどから、今期営業利益は会社計画の110億円を下回る90億円と予想。
UNITED<2497>:2231円(同+400円)
ストップ高。スマホの画面を飾り付ける「CocoPPa(ココッパ)」が、全世界でダウンロード数が1000万件を突破したと伝わったことが材料視されている。ココッパはスマホ画面の背景画像やアプリのアイコンを、オリジナルのものに替えるためのアプリ。海外利用者の拡大を背景に第2の「LINE」との呼び声も高まっており、あらためて関心が高まっている。
ウォーターD<2588>:2782円(同+105円)
買い先行。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、「富士山」の世界文化遺産への登録を正式決定したことを受けて、富士山関連として関心が高まっているようだ。同社については、富士山麓で採水された天然水を家庭やオフィス向けに宅配していることから、5月初旬から思惑的な物色が強まった経緯があり、あらためて物色が向かっている。
コスモ・バイオ<3386>:6090円(同+90円)
さえない。同社やPSS<7707>など、リプロセル<4978>関連の一角が軟調。26日のリプロセルの上場を控えて、人気化に対する期待感が引き続き支援材料に。一方、リプロセルが上場初日に初値が付かないと仮定した場合、上場2日目以降は即日入金規制が行われるため、そこから逆算した本日までは換金売りも出やすいとみられ、強弱感が対立する格好にも。
ナノキャリア<4571>:318000円(同+16000円)
買い優勢。最重要パイプラインの1つである「NC-6004ナノプラチン」について、米国拡大臨床試験実施に関する治験計画届書を米国FDA(食品医薬品局)に提出したと発表したことが材料視されている。「NC-6004」は、肺がんや卵巣がんなど、幅広いがん種の標準治療薬である抗がん剤「シスプラチン」をミセル化し、効果の増大と副作用軽減を目指した新しい治療薬と。
楽天<4755>:1249円(同-14円)
伸び悩む。三菱UFJが投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」へ、目標株価を900円から890円へと引き下げたことが重しとなっている。アベノミクスによって株式市場は活性化し、資産効果による高額商品の売れ行きも好調に推移しているもようで、同社についても楽天証券で大きな恩恵を受けており、いわゆるアベノミクス銘柄と言えると指摘。ただし、アベノミクス銘柄として株価が上昇したことで、割高感ありとコメントしている。《KO》
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