【編集長の視点】鈴木は3分の1戻し水準から期末配当権利取りで全値戻しの値幅効果も

2013年6月21日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 鈴木<6785>(東2)は、5月13日につけた東証第2部上場来高値1065円から、全般急落相場の波及で、725円安値まで下ぶれ、この調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドしているが、今6月期期末配当の配当権利取りが進み、さらにこの配当取りとともに、今期純利益の増益転換予想を手掛かり材料にPER10倍台、PBR0.4倍の割安放置を修正するバリュー株買いも加わり、全値戻しを指向する値幅効果も期待できる。また同社株は、昨年5月28日の東証2部上場から1年を経過、東証1部指定替えの条件を充足、指定替え候補の有力株の下馬評にのぼっていることも、需給好転思惑としてフォローしよう。

 同社の今期配当は、前期の2部上場の記念配当3円が一巡するが、前々期と同様の22円の高配当を維持する。しかもこの22円は、期末の一本配当で、配当利回りは、2.6%と東証2部全銘柄平均の1.94%を上回る。今期業績が、売り上げ200億100万円(前期比12%増)、経常利益11億5600万円(同18%増)、純利益5億400万円(同45%増)と増益転換が予想されていることが、高配当を安定継続する背景となっている。

 この好業績は、スマートフォン、タブレット型端末向けのコネクタ用部品の需要が、今期第3四半期(3Q)に入ってやや調整局面となっているが、自動車向けのカーエレクトロニクス関連の電子部品は、北米市場の需要拡大などを中心に堅調に推移し、機械器具セグメントでは、医療組立事業で主力の止血バンドのほか新アイテムが増加していることなどが要因となる。

 株価は、今期第2四半期累計業績の好決算で上場来高値まで460円高して、3Q業績がやや伸び悩んだことに全般相場の急落が重なって725円安値まで340円安し、100円幅超のリバウンドをしている。割安修正に東証1部指定替え思惑もオンして一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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