【狙い場・買い場】日本電波工業は全般相場が業績相場移行で好業績に注目

2013年6月18日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 水晶関連製品の専業で世界トップクラスの日本電波工業<6779>(東1)に、注目したい。17日の東京株式市場は、不動産株と空運を除く全業種が上昇。金融相場から業績相場へ移行との感も出ており、同社は、営業大幅増益見通しで割安感もあり見直される可能性が高く、目先リバウンドも見込まれそうだ。

 足元の業績、民生系市場で小型新製品を投入、基地局市場で高精度発信機、TCXO(温度補償水晶発振器)とOCXO(恒温槽付水晶発振器)の品揃えを拡充、歩留まりと生産性の向上による原価低減を推進し、今3月期売上高は510億円(前期比0.7%増)、営業利益は15億円(同13倍)、経常損益は11億円の黒字(同1億5900万円の赤字)、純損益は10億円の黒字(同4億1200万円の赤字)と黒字転換を見込む。年間配当は20円を予定している。

 株価は、5月23日高値1112円から6月7日安値880円まで調整。下値もみ合いから出直る動きとなっている。医療・食品・環境向けにバイオセンサを開発していることが注目されるほか、PBR0.71倍と割り負け、配当利回りも2.17%と利回り妙味もソコソコある。リバウンド期待で好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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