関連記事
【編集長の視点】極楽湯は続落も8期ぶり最高純益更新を手掛かりに値ごろ割安株買いが再燃余地
<銘柄ウオッチ>
極楽湯 <2340> (JQS)は、7円安の298円と3営業日続落している。前週末14日大引け後に同社のフランチャイズ加盟企業が、下水道使用量の過少申告を公表したことで、同社株に利益確定売りが先行しているが、同社の直営店舗や他のフランチャイズ加盟企業では、そのような不正行為がないと確認しており、下値では下げ過ぎ訂正期待の買い物の再燃が見込まれる。
同社の今3月期業績が、円安による原燃料価格上昇、コスト増加が続く厳しい経営環境下で推移するなか、純利益を1億6000万円(前期比39%増)と続伸を予想、2006年3月期の過去最高(1億5800万円)を更新するためで、値ごろ妙味がある割安株として再評価されよう。
同社の今3月期業績は、売り上げ107億円(前期比7%増)、経常利益3億3000万円(同12%減)、純利益1億6000万円(同39%減)と増減マチマチが予想されている。原燃料価格上昇や消費税増税前の個人消費の伸び悩みなど予想されるなか、前期末に直営店22店舗、FC店15店舗に拡大した温浴施設店舗「極楽湯」や、今年2月に開業した海外1号店の中国上海店などで、サービスの一段の向上とコストの適正化を図ることで乗り切るもので、純利益は、前期に計上した固定資産の減損損失1億4100万円が一巡して一気に過去最高を更新する。
株価は、今年2月に発表した自己株式取得(取得上限100万株、取得総額3億円)を歓迎して年初来高値328円まで26%高し、この自己株式取得を立会外買付取引(買付価格286円)で実施したことで材料出尽くし感を強めて256円まで調整したが、今期純利益の過去最高更新予想で300円台までリバウンドした。PER17倍台、PBR0.7倍の割安修正で高値抜けから2009年12月高値403円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】インスペックの日足チャートは陽線が4本連続(2013/06/14)
・【株式評論家の視点】山下医科器械は総合医療支援企業を目指す、高齢化で活躍余地が広がる(2013/06/14)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
