【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】インテリジェントウェイブは26週線で下値確認、クレジットカード業界のシステム更新需要で2ケタ増収

2013年6月16日 18:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  システム開発のインテリジェントウェイブ <4847> (JQS)の株価は26週線で下値確認となって、前週(14日)は大きい陽線となって反発している。来期(14年6月期)の収益改善に対する期待感が支援材料となりそうだ。

  クレジットカード会社や証券会社向けのシステム開発受託が主力で、親会社の大日本印刷 <7912> との連携も強化して業容拡大に取り組んでいる。今期(13年6月期)連結業績見通しは、クレジットカード業界のシステム更新需要などで前期比10.7%増収だが、クレジットカードのオンライン決済に係るシステム開発の大型案件が不採算化したため、営業利益、経常利益、純利益は赤字見込みである。

  ただし四半期ベースで見ると、第3四半期(13年1月~3月)は不採算化した大型案件の検収が完了して、営業利益ベースで黒字化している。このため来期(14年6月期)については、ネット通販・電子決済関連を中心に好調な受注と、不採算案件の一巡で大幅な収益改善が期待されるだろう。

  6月14日の終値2万6000円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間500円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万8679円92銭で算出)は1.4倍近辺である。日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートする形で調整一巡感を強めている(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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