日米の注目経済指標:NY連銀製造業景気指数、景気先行指標総合指数に注目

2013年6月15日 16:21

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:21JST 日米の注目経済指標:NY連銀製造業景気指数、景気先行指標総合指数に注目
6月17日-21日に発表される主要経済指標のポイントは次の通り。

■18日(火)日本時間午後9時30分発表
○(米)5月消費者物価指数− 予想は、全体の指数は前年比+1.4%、コア指数は同比+1.7%
5月ガソリン価格は前月比+1%程度(季調済み)で、CPI全体には4月からの押し上げ要因となるため、全体の指数は前月比ベースでやや上昇か。コアの部分では、先行指標となる生産者物価指数(PPI)が前月比・前年比ともに上昇しており、コンセンサスは妥当。

■18日(火)日本時間午後9時30分発表
○(米)5月住宅着工件数・建設許可件数− 予想は、住宅着工件数は95万戸、建設許可件数は97.8万戸
参考指標の住宅建設業者(NAHB)指数は、5月44と4月41から上昇しており、許可件数にはプラス要因となりうる。住宅着工件数は、先行指標となる4月の住宅建設許可件数が101.7万戸で3月の89万戸を大幅に上回っており、プラス要因となる。コンセンサスは妥当か。

■19日(水)午前8時50分発表
○(日)5月貿易収支− 予想は、-1兆2028億円
既公表の5月上中旬の貿易収支は1兆円を超える赤字となっていた。輸出入額はいずれも増加していたが、輸入額の増加によって貿易赤字幅は拡大した。輸入額の増加が予想されることから、貿易赤字額は4月実績を大幅に上回る見込み。

■20日(木)日本時間午後11時発表
○(米)5月中古住宅販売件数− 予想は、500万戸
先行指標となる4月中古住宅販売成約指数は、前月比+0.3%。3月、4月の成約指数はプラス。4月の実績は予想をやや下回ったが、3月、4月の実績を考慮すると、販売件数は4月実績をわずかに上回る可能性がある。《FA》

関連記事