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SQ値は月足の雲上限レベル/ランチタイムコメント
*11:45JST SQ値は月足の雲上限レベル
日経平均は大幅に反発。343.04円高の12788.42円(出来高概算23億2000万株)で前場の取引を終えた。米国市場の大幅反発の流れを受けて、幅広い銘柄に買いが先行した。シカゴ日経225先物清算値(9月限)は大証比525円高の12925円となり、これにサヤ寄せするギャップ・アップに。先物・オプションのメジャーSQに絡む売買については、1銘柄辺り30万株程度の売り越しとなり、SQ値は概算で12668.04円だった。買い一巡後は上げ幅を縮める局面もみられたが、SQ値が心理的な下支えとなっている。
しかし、為替市場ではドル・円が1ドル94円台で推移するなど円高が上値の重しに。物色は低位材料株のほか、新興市場の中小型株の一角にシフトしている。セクターでは、不動産、電力ガス、医薬品、パルプ紙、その他金融、金属製品、ゴム製品、食料品などの強い値動きが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の8割近くを占めている。
日経平均はギャップアップで始まったが、シカゴ先物には届かなかった。ただ、買い気配からの上昇でSQ値が相当上で決まるかに思えたが、12668.04円だったことは安心感につながる。この水準は月足の一目均衡表の雲上限レベルであり、これを上回っていれば、異次元緩和後の上昇部分を帳消しにしたとはいえ、直近の12500円処でのボトム形成が意識されてくる。
もっとも、為替相場が円高傾向で推移しており、週末要因もあって次第に様子見ムードが強まりそうである。米国では量的緩和政策の縮小懸念などが燻るなか、来週の米FOMCまでは動きづらいとの見方が増えそうである。そのため、指値状況は薄くなりやすく、先物主導による仕掛け的な売買には注視したいところ。(村瀬智一)《YS》
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