【株式評論家の視点】山下医科器械は総合医療支援企業を目指す、高齢化で活躍余地が広がる

2013年6月14日 10:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  山下医科器械 <3022> が底打ち、反転相場入りへ躍動感のある動きを見せ始めている。前2013年5月期の業績増額を契機に5月17日の2538円の高値に買い進まれたが、以後は目先筋の売りが先行する流れとなり、人気は一過性のものにとどまってしまった。しかし、指標面では明らかに底値ゾーン入りを示すものが多く、押し目買い有利の展開に変わり始めている。

  医療機関の業務効率化やコスト削減等の経営改善に対する提案活動を積極的に推進し、SPD(病院医療材料管理業務)契約施設の増加により医療材料の売上が増加。また、病院施設の建替えや設備更新等による需要増加に対応し、本部による営業支援体制を強化、設備工事や医療機器の包括的な受注につながっている。

  このため、前5月期は売上げが454億6100万円から471億4500万円(前々期比443億6600万円)へ、営業利益も同じく3億8700万円から5億4700万円(同4億4300万円)へ増額修正された。その割には買い人気は短期で終息してしまった。来期以降の業績が不透明ということが要因と思われるが、業績好調に伴い、前期末の一括配当を従来計画の28円から38円(前期は24円)に大幅に引き上げた。この大幅増配は先行きに対する会社側の満々たる自信を示しているのは明らか。今後は今2014年5月期の好業績が改めての評価の材料になりそう。

  同社は大学病院をはじめとする国公立・法人・個人の急性期医療機関、地域医療を支える病院・診療所様、介護系施設など幅広い顧客のニーズに的確に応えるために、「トータル・メディカル・サポート(総合医療支援)」企業を目指している。これからは更に高齢化が進み、医療への関心は更に高まる方向にあり、政府も医療機器について規制緩和の方向を打ち出し、今後の成長が見込める追い風が吹いている。

  PERは13.6倍と今後の展開力に比べれば割安だし、PBRに至っては0.9倍と1倍を割り込んでおり、株価は明らかに割安水準。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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