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新興国の金融市場が総崩れ、過度な悲観論は不要との見方も
記事提供元:フィスコ
*09:41JST 新興国の金融市場が総崩れ、過度な悲観論は不要との見方も
新興国の株式、債券、為替相場が総崩れの様相を呈している。米連邦準備理事会(FRB)が早期に量的緩和を縮小させるとの懸念が背景で、南アフリカ・ランドやブラジル・レアルは対ドルに対して4年ぶりの安値、インド・ルピーは過去最安値を突破する場面が見られた。
また、成長期待の高いフィリピン・ペソ(PHP)やメキシコ・ペソ(MXN)にも売りが集中し、きのう11日にはPHPが2012年6月以来、MXNが同年11月以来の安値水準に沈んでいる。
株式市場では資源国の軟調が際立つ。中国の成長ペースが鈍化するとの見方から、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)市場ではブラジルとロシアの株価指数がベア(弱気)相場入り。新興国ではないが、オーストラリア株価指数(S&P/ASX200指数)も5月後半から10%以上下落した。
世界金融危機の発生後、FRBは12兆米ドル以上の余剰資金を世界に供給しており、この恩恵を最も多く受けたのが新興国。その巻き戻しによる反動が現在の金融市場に跳ね返っている構図だが、過度な悲観論は不要との見方もある。
米国が資産購入ペースを実際に後退させたわけでもなく、日銀による異次元緩和も始まったばかり。また、新興国に対する成長期待も消滅しておらず、相場の急落は一時的にとどまる公算も大きい。《RS》
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