三井物産とSBエナジー、島根県浜田市に風力発電所を建設 出力規模は約48MW

2013年6月10日 18:09

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「ウインドファーム浜田」のイメージ(画像:三井物産)

「ウインドファーム浜田」のイメージ(画像:三井物産)[写真拡大]

 三井物産とソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジーは10日、株式会社グリーンパワーインベストメントが島根県浜田市において開発中の風力発電所「ウインドファーム浜田」に出資参画することで合意したと発表した。今後建設を開始し、3社が共同で運営を行っていく。

 「ウインドファーム浜田」は、島根県浜田市金城町および弥栄町に1基あたり1,670kWの風力発電機29基を設置する、出力規模48,430kW(約48MW)の風力発電所。一般家庭約2万3,600世帯分の年間電力消費量に相当する年間予想発電量8,500万kWh/年の発電を見込んでいる。

 同案件は、三井物産とSBエナジーがグリーンパワーインベストメントから「ウインドファーム浜田」の事業を承継して行うもので、2013年6月中に着工し、2015年度中の運転開始を目指す。また、今回の開発に伴って新設する建設・保守用道路は今後地元の造林事業者と共用するなど、同事業を通じて地域への貢献も行っていく。

 なお、今回の「ウインドファーム浜田」はSBエナジー初の風力発電事業となる。また、三井物産は日本国内をはじめ、カナダやメキシコ、ポーランド、米国などで風力発電事業に出資参画している。

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