米株式:上昇、S&P500は1620を割る前に反発も現在は1645付近で上げ幅縮小

2013年6月4日 23:35

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記事提供元:フィスコ


*23:35JST 米株式:上昇、S&P500は1620を割る前に反発も現在は1645付近で上げ幅縮小

米株式市場

上昇。S&Pは3日の売りの動きが加速していた際に以前から記していたサポートのある1620前に下げ止まったことで、下げ幅を縮小、戻りを試す展開となり本日はギャップアップして寄り付いたがレベルのある1645付近を突破出来ずに現在は狭いレンジの中で推移している。

ゴールドマン・サックスのハツィアス氏がブルームバーグTVのインタビューにおいて「2%の経済成長の持続とインフレが連銀の目標(コアで1.5-1.6%)を大きく下回る間は、12月まで縮小はないだろう。一方で、非農業部門雇用者数が20万人を超える状態が続きコアインフレが加速すれば早期の縮小が見込める」と発言、以前の「2013年内続き、翌年第1四半期に縮小が始まり、第3四半期に終了」とのスタンスを変えている。なお、週末7日の雇用統計での市場予想は16.8万人となっている。雇用統計においては、マクロ的には、4月雇用統計での内訳において労働時間が極端に低下していることが明らかになっており、低水準が続く労働参加率と共にヘッドラインの数字以外にも注目される。10時に発表されたISM製造業での雇用は50.1となり、4月の50.2を下回っている。

縮小に関しては、「今後数回の会合の間で資産購入縮小発表することが考えられる」中で、連銀幹部の間から夏(8-9月)から、との声も聞こえてくる。バーナンキ議長によるプレスカンファレンスは、今月19日以降は、9月の会合以降となる。

連銀による先週末の債券購入は本日27.5-35億ドル規模が予定されており、少なくない。

なお、29日午後に今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つボストン連銀のローゼングレン総裁が「連銀はバブルへのシグナルを注視」と発言していたが、3日に投票権を持たないロックハート・アトランタ連銀総裁も「どのアセット・クラスでもバブルの兆候は見ない」と発言している。以前バーナンキFRB議長は、「連銀はバブルの状況を常に判断できる可能性は低い」との見解を示していた。

個別銘柄では、ディスカウント・ストアのダラージェネラル(DG)が業績見通しを引き下げている。

海外では、IMFがフランスの2013、2014年成長見通しを-0.1%から-0.2%に、2014年を+0.9%から+0.8%引き下げている。下半期には改善すると見込んでいるようだ。3日は、2013年のドイツのGDPを0.6%から0.3%に引き下げ、ダウンサイドリスクを指摘していた。南アフリカについては、バークレイズのCEOが「今後12-24カ月は厳しいものになるとの見込み」を示している。

ダウ平均株価は29.60ドル高の15283.63ドル、S&P 500は3.57高の1643.99前後で推移、ナスダック総合指数11.46ポイント高の3476.83ポイント前後で推移。(日本時間22時30分時点)。


《KG》

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