大日本印刷、台湾クァンタとカラーマネジメント用LSIを共同開発

2013年6月4日 12:15

印刷

 大日本印刷は3日、ノートパソコンやタブレット端末の製造受託大手Quanta Computer Inc.(本社:台湾、以下クァンタ)と、カラーマネジメント用LSI(大規模集積回路)の共同開発に関して業務提携を締結したと発表した。大日本印刷は回路設計の後、今年後半には同LSIの製造を開始し、クァンタは同LSIを搭載したノートパソコンやタブレット端末の量産を2014年1月に開始する。

 カラーマネジメント用LSIは、大日本印刷の印刷における画像処理で培ったカラーマッチング技術を活用して、パソコンとタブレット端末に表示される画像をより実物に近い色調に補正することができる。また、機器の違いによるディスプレー上の色調のばらつきを最小限に抑え、機器や端末の信頼性を高められることが特長。

 また、コントラスト補正機能によって美しくリアルな映像表現を低消費電力で実現できるほか、ブルーライトカット機能も搭載している。

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