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JFEエンジなど出資の岩手地熱、岩手県松尾八幡平地域で地熱発電掘削調査を開始

共同掘削調査を開始(中央は掘削用リグ)(写真:JFEエンジニアリング)[写真拡大]
岩手地熱は22日、岩手県八幡平市松尾八幡平地域において実施する地熱発電に向けた共同掘削調査に着手したと発表した。
岩手地熱は、日本重化学工業、地熱エンジニアリングおよびJFEエンジニアリングの3社によって2011年10月に設立されたが、今回共同掘削調査の開始にあたり、新たに三井石油開発が出資者に加わることになった。
松尾八幡平地域において、日重化、地熱エンジ、JFEエンジの3社は、岩手県八幡平市とともに独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託による地熱開発促進調査を実施し、地熱発電が可能と想定される250℃を超える貯留層を確認している。岩手地熱設立後は、地元である八幡平市の協力と支援を得るとともに、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成を受け、事業化に向けた各種調査を実施している。
今年度は、1坑の掘削作業と仮噴気試験を実施する計画としており、出力7,000kW級の発電設備による送電開始を目指し、各種調査作業を推進するとともに、関係する各種許認可申請等の準備を進める。
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