関連記事
【狙い場・買い場】アルプスは窓埋め終了から割り負け訂正で上値トライに弾み
アルプス電気 <6770> は、今年4月30日に3月期決算を発表、今期純利益の黒字転換を予想したが、市場コンセンサスを下回るとして窓を開けて100円安しており、この窓埋めを示現しており、4月26日につけた年初来高値787円抜けから、一段と割り負け訂正買いが増勢となる展開が見込まれる。かつては牧歌の歌詞になぞらえて「アルプス一万尺」と鼓吹され、高株価と高峰を連想する高人気を誇り、電子部品株の一角としての高値実績もあるだけに、先行高している主力電子部品株を追撃しよう。
同社の3月期業績は、前期が今年1月31日の再下方修正値をやや上ぶれ、純利益は70億7400万円の赤字(前々期は41億7500万円の黒字)で着地し赤字転落幅を縮めた。再下方修正時の通期想定為替レート1ドル=81.25円が、83.10円(前々期実績79.08円)、1ユーロ=104.64円が、107.14円(同108.98円)とやや円安となったことなどが要因で、純利益は、不採算製品の整理・縮小、過剰生産の解消を目的に固定資産除売却損、減損損失を計上して赤字転落した。
今期業績は、売り上げを6000億円(前期比9%増)、経常利益を193億円(同2.5倍)とV字回復を予想、純利益は95億円と黒字転換を見込んだ。為替レートを1ドル=90円、1ユーロ=117円とさらに円安と想定、電子部品事業では、スマートフォン向けに新製品を創出し車載関連製品も、自動車の安全性・省エネ向上のセンサや高周波部品の開発に注力、車載情報機器事業では新開発したスマートフォン用アプリケーションソフトウェアを搭載したヘッドユニットや、後方視認用リアビューカメラ、ディスプレイ製品などのシステム提案を自動車メーカー向けに行うことなどが要因となる。ただ、経常利益は約15億円、純利益は約9億円それぞれ市場コンセンサスを下回る。
株価は、今年1月の前期業績の再下方修正では円安進行で悪材料出尽くしとして年初来高値787円まで44%高、今期予想業績が市場コンセンサスを下回ったことを嫌い、窓を開けて1株純資産651円を割る645円安値まで急落した。PERは14倍台と割り負けを示唆しており、窓埋め完了で高値奪回から次の上値フシとして2011年7月高値908円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【アナリストの眼】資生堂は決算発表の売り一巡、円安効果で今期回復を見直しへ(2013/05/16)
・【狙い場・買い場】クラリオンは自動車向けクラウドサービスにグーグル技術応用、2ケタ増益(2013/05/16)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
