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円安追い風に先高期待は強い/オープニングコメント
[オープニングコメント]
08:11JST 円安追い風に先高期待は強い
日経平均は2008年6月の高値水準を回復したことにより、心理的には長期的なダブルトップ形成が意識されやすい。そのため、利益確定の売りも出やすく、足元で急騰していた銘柄などは利食いによって乱高下的な動きが目立ってきそうだ。
もっとも、円相場は節目の1ドル100円を突破し、その後も1ドル102円に接近している。2008年のリーマン・ショック後、約4年半にわたった円高局面は転換を迎えた可能性が高い。世界の中央銀行が相次ぎ利下げに踏み切るなか、一方向の円安はないにせよ、機関投資家が運用益を求めて外債投資などに向かう兆しも出てきている。円安基調が続くとの見方が強く、株式市場の先高感を一段と強める要因になりそうだ。
決算発表が進むなか、輸出企業の想定為替レートは1ドル90-95円、1ユーロ120-125円レベルが大勢だった。円安メリットが見込める銘柄については、この押し目待ちに押し目なしの環境下で、持たざるリスクへの意識にもつながりそうである。また、今週はメガバンク3行の決算発表が予定されている。メガバンクが現在の高値保ち合いから上放れをみせてくるようだと、相場のムードを一段と明るくさせよう。
物色の流れとしては円安効果から輸出関連へ資金が向かいやすい。また、決算発表を手掛かりとした物色も続くだろう。そのほか、テーマ銘柄としては、「ビッグデータ」「マイナンバー」「セキュリティ庁」といったIT関連へ関心を向かわせる材料が相次ぐなか、NTT<9432>など世界の情報通信企業、約20社が次世代Wi-Fi技術を共同開発すると報じられている。IT関連への物色が継続しよう。
なお、10日のNY市場はダウ平均が35.87ドル高の15118.49、ナスダックが27.41ポイント高の3436.58。シカゴ日経225先物清算値は大証比105円高の14765円。ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>、京セラ<6971>など、対東証比較(1ドル101.62円換算)で全般堅調だった。
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